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ニンテンドー3DSが10年経つらしい

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どうも、げんちゃんです。今回はニンテンドー3DSをハード単体で振り返っていく。自分語り多めなので注意。ソフト自体の感想はまた別で行うのでまた別の機会に。

 

 

 

2011年2月26日、あの伝説の携帯機ハード、ニンテンドーDSの後継機である「ニンテンドー3DS」が発売された。

 

一番の特徴は裸眼でも見ることが出来る3D表示が搭載されているという点であり、本体内蔵ソフトにも特徴である立体視を特徴としたゲームが内蔵されている。

DSの時代であれば「さわるメイドインワリオ」、Wiiであれば「はじめてのWii」、「WiiSports」がハードの特徴を捉えたチュートリアル的ソフトが発売されていたが、3DSでは初めから本体内に内蔵されているソフトがある。特にARゲームズ顔シューティングは面白く、3DSの性能や機能をわかりやすく伝える役割を担っている。

 

ボタンはDSの4つのボタン、十字キー、LRボタン、start&selectボタンに加え3Dスティック、HOMEボタンが新たに追加され、3Dスティックの登場により3Dゲームが非常にプレイしやすくなった。ボタンの感触は結構固めなので周りのゲーム好きの評価はあまり高くない。自分もそこまで好きな方ではない。

 

DSiにあった配信販売を本格化し、Wiiに続きバーチャルコンソールのサービスを開始。ファミコンに加え、携帯機ハードということでゲームボーイゲームギアなどの携帯機レトロハードタイトルが追加された。また、専用タイトルはパッケージ版とは別にダウンロード版も発売2,3年目には発売を開始し、今では当たり前となったダウンロード版が出回り始めた初めてのハードだった。

 

と、まあここまで言えばいつもの任天堂ハードだが、Nintendo Switchが発売される2017年に前世代機になるまでには色々あった。特に1年目は・・・。

 

 

発売時の自分は小学4年、誕生日が3月ということもあり少し早い誕生日プレゼントとして発売日に親から買ってもらった。発売日購入勢の一人なのだ。とは言ったものの、当時は凄く欲しいと感じさせる要素が少なかった。

 

まずロンチ(ハード発売日に発売されるソフトタイトル)が弱い。任天堂nintendogsカプコンストリートファイターなど、小学生の心を掴むタイトルが発売されなかった。そもそも小学生関係なく3DSのロンチタイトルは弱い。結局母親がレイトンがやりたかったからかわからないが誕生日プレゼントとして買ってもらった。今になって思うと、後々のことを思えばこのタイミングで買ってもらって良かった。本当に。

 

3DSのソフトを買ってもらったのは購入から数か月後の話で、初めて買ってもらった専用タイトルは「パイロットウイングスリゾート」だった。これはこれで普通に面白かった記憶だったが、時は2011年5月頃、とんでもない問題が起こっていた。

 

 

買ってる友達ほとんどおらん!!!

 

 

周りの所持率がめちゃくちゃ低かったのである。クラスメートほぼ全員が持ってたDSとは雲泥の差である。やっぱり2万5000円という価格は今までの任天堂の携帯機の歴史を考えると高いし、2011年当時はモンハンブームに勢いをつけたPSPが勢力を拡大していた時期なので多くの人がPSPに移動していった。PSPに移行した友達は兄からソフト貰ってモンハンを始めてそのままPSPで遊ぶという形が結構多かった。

 

当時は本当に苦戦していたと思う。小学生の頃はあまり解らなかったが、今ではどれだけ危機的状況に陥ってたがよくわかる。DSが前ハードになり、すぐ後ろにはPSP、流れていくユーザー、ポケモンが出せない(BWが前年発売されたから)など、大ピンチの3DSだった。

 

 

が、ここからが凄かった。天下の任天堂、何を行ったかというと、

 

①本体価格1万値下げ(8月)

②マリオ年内投入(3Dランド11月、マリオカート12月)

③モンハン発売(12月)

 

 

全て2011年内に行われた超ゴリ押しの計画である。本体購入自体のハードルを落とした結果、ソフト面の強化を行い年末商戦で大量に本体ソフト共に売り上げ、3DSは大復活を遂げた。

 

結果、任天堂が上場初の赤字になったり、全体的に見ればダメージは大きかったのかもしれないが、後のことを考えるとこの復活劇はかなり大きかった。

 

夕方のニュース番組などに取り上げられるなど、ゲーム業界だけではなく社会全体でも話題になるほど大きな決断を下した3DSの値下げだが、値下げ前に購入した人への救済措置はないのかと、本来は思うはずだ。任天堂がそんな人の為に用意した「アンバサダー・プログラム」によって、自分のゲーム人生は大きく変わることになる。

 

 「アンバサダー・プログラム」とは、本体価格25,000円の時に購入したユーザーに対し、あまりにも早い値下げを行ったお詫びとして、任天堂が1万円分の過去作を対象ユーザー全員にプレゼントするというものである。

 

そのソフト内容は、ファミコンソフト10本、ゲームボーイアドバンスソフト10本。ゲームボーイアドバンスのソフトに関しては今後も3DSで販売されないという約束もついていた。実際現時点でもこの時以外に3DSでプレゼントはされていないし、販売もされていない。

 

ファミコンソフトは先行配信という形で、今後販売されるファミコンバーチャルコンソールに先駆けてプレゼントされた。

今でこそSwitchのオンライン加入特典やミニファミコンファミコンソフトがお手軽に遊べる時代になったが、当時は実機プレイかWiiバーチャルコンソール以外に正規でプレイする方法が無かったので、現代ゲームっ子の自分は、ここで初めてファミコンのソフトを触ることに。

 

小学生の自分はファミコンに強い憧れを持っていたので、ファミコンソフトを身近に遊べる機会が出来てとても嬉しかった。ゲームセンターCX大好きだったから。

 

 

まあ・・・、特にハマるソフトは無かったんだけどね。現代っ子ゲーマーにはファミコン魂は特に芽生えませんでした。完。

結局今の子供たちにはファミコンにハマるのは難しい。バックアップ機能がついてやっとなんとか遊べる人は遊べるっていう感じ。エンタメは常に進化するものだと感じる。

小学生の時にハマったゲームは大体DSWii時代か一つ前のゲームキューブGBAくらいだったので、今の子供でも遊べるラインの限界はPS2ゲームキューブ世代なのかもしれない。

 

ファミコンこそハマりはしなかったが、代わりに大きくハマったのがGBAソフトで、10本配布されたもので元々持ってたのはマリオカートくらい。それ以外は全て初見だったので新鮮な気持ちでプレイしていた。

で、そのラインナップというのが

 

 

スーパーマリオアドバンス3

マリオカートアドバンス

メトロイドフュージョン

メイドインワリオ

マリオvsドンキーコング

F-ZERO forGBA

星のカービィ 鏡の大迷宮

ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝

ファイアーエムブレム 聖魔の光石

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

 

 

これがまあ凄いラインナップで、入門編と呼ぶにはふさわしい。

 

ゲーム自体の入門編であるマリオアドバンス3(ヨッシーアイランド)、メイドインワリオマリオカートアドバンス

アクションゲームの完成度が高いワリオアドバンス、カービィ鏡の大迷宮

シリーズ入門編として最適解なゼル伝ふしぎのぼうし、FE聖魔、メトロイドフュージョン

 

と、対象のソフトを持っている人はあまり良い思いをしなかったのかもしれないがほぼ初見という人にとっては入りやすいソフトが揃っていた。自分みたいなガキは特に。

 

特に当時はふしぎのぼうしフュージョンには大ハマりし、様々なシリーズをプレイするきっかけは間違いなくこの時だった。メトロイドはそこそこハードル高いし。

 

ファイアーエムブレムは元々難易度の関係もあって敷居が高いソフトではあったが、その中でも難易度が低い聖魔の光石が入っていたのは非常に有難かった。とはいえ小学生がプレイするには難しいタイトルなのでクリアしたのはさらに後の話。

 

と、思いがけない形で大量のソフトを手に入れることになったのでここからは3DSに大ハマり。友達も1万値下げ後に買った人が増え、3Dマリオが発売され、初めてのモンハンの3Gに触れ、そこからはずっと小学校高学年から中学生にかけて相棒のゲーム機だった。

 

業界として見ても値下げで復活を遂げ、ポケモンどうぶつの森、モンハンなどDS時代でヒットしたシリーズの最新作を発売していきDSの後継機として恥じないレベルに発展するなど、2012年以降は安定して売り続けた印象がある。

 

特に2014年前後は妖怪ブームにより、年間で一番売れた3DSタイトルがポケモンではなく妖怪ウオッチであったこともあった。何故続かなかった。

 

ヒット作の続編や最新IPの成功など、3DSだけを見れば良い歴史だと感じるかもしれないが、ゲーム業界で見ればかなりしんどい時期だった。他のハードが弱かった時期が長く、業界を引っ張っていった存在であったのは確かである。

 

というのも今以上にソシャゲがブームになってて、中高生ユーザーが皆引っ張られたのが大きい。WiiUがコケてPS4が発売直後でそこまで本気を出せていない状況が続いたので、ゲーム業界全体を見れば元気がない状態であったのは確かだ。Switchの登場やPS4の安定によって変わる頃には世代交代を成すまで、低迷し続けたコンシューマー業界の支えとして第一線で戦い続けてきた。

 

その象徴に、WiiU末期の頃のNintendo Direct3DSしか情報が無かったので3DSDirectみたいな名前だった気がする。今のダイレクトもSwitchだけじゃね?は無しで。

 

2014年にマイナーチェンジとしてNew3DSが発売。ちょうど発売されたタイミングで買い替えを行った。New3DSはハード自体の安定度が増し、今でもDSソフト及び3DSソフトを遊ぶとなったらこの時に買ったNew3DSを使っている。モンハンとかNewじゃないとまともに動かせないとか言われてたし。

 

買った時に何より一番驚いたのはダウンロード速度の速さ。旧3DSのダウンロード時間はそれはとてもとても遅く、モンハン4をダウンロード版で買った時はマジで2時間くらいかかってた記憶がある。ムジュラの仮面3Dを買った時にはもうNewになっていたので、その時のダウンロードの速さはとても驚いた。今は昔。

 

Newが発売されたときは専用タイトルが出る予定だったが、結局1本目のゼノブレイドの移植がコケたのでその後は出なかった。考えは悪くないんだけど結構値落ちが凄かったのであまり売れなかった印象もあるし、企画自体が打ち切りになったんだろうか。

 

 

と、3DSをざっくり振り返ってみたが、どうしても1年目の記憶ばっかりになるのは申し訳ない。激動の1年間だったし、逆に乗り越えたからこそ業界全体を引っ張るまでに安定したハードに成長し、第一線であり続けたというのは凄い。

 

3DSのサービス終了はいつになるだろう。スマブラポケモンなど主要ソフトは全てSwitchに移行し終わった状態で、役目はほぼ終わったも当然の状態である。ゲームボーイバーチャルコンソールは唯一無二の魅力だし、まだ3DSの配信タイトルのセールも頻繁にやってるし、もうちょっとだけ続くとは思うが、いつ終わってもおかしくない時期に来たのは間違いない。

 

WiiPS3のショッピングサービス終了を聞いた時に同じことを思ったが、過去作のアーカイブが買えなくなるのが一番キツい。まとまったお金がすぐに用意出来ない学生は特に・・・。

最近はよく3DSを起動している。この前久々に点けたら時刻設定がリセットされてて泣いた。ほぼ触ってないPSPは毎回この設定しないといけないのはめんどくさい。触ってない方が悪い?そうやな。